市川・神河CRエリアのニジマス |
漁協ではない釣り人の団体が、二級河川の本流域でフライフィッシングによるキャッチアンドリリースだけを釣りの方法とするニジマスの釣り場を創った。それも、いわゆる闇放流ではなく、自治体の許可を受けて。
このような釣り場は本州では初めてのケースだと思います。
市川の神河町を流れる流域は、過去に生野銀山から流れ出していた鉱毒の影響で、漁協がなく漁業権もないという特異な流程なのですが、それをうまく活用した地域のフライフィッシング愛好家のアイディアだけではなく、それを実現させるために自治体や地元の人への折衝や根回しがあってこその現状です。
ふらっと釣りにいって、さあ、どこに車を止めようか、という時点から気づくのですが、地元の生活者の邪魔にならないように釣り人のために駐車場を整備したり、川へのアクセスポイントを作ったりと、時間とコストを掛けておられることがよくわかります。
この釣り場を立ち上げられた、H. T. F. さんのウェブサイトです。
川鵜の食害を回避する意味もあって、40cm以上のニジマスが放流されているので、すごく面白くて楽しい釣り場です。
そのかわり、難しい。
河川を利用したニジマスの管理釣り場的な感覚(関西近辺では、天川冬期ニジマス釣り場などです)では、ほぼ確実に釣れないと思います。
下流部は釣ったことがないのでわからないのですが、上流部はカリフォルニアのニジマスの川を思い出させてくれるような流れです。
釣り方のヒントは、それなりのサイズのある魚が流れのどこに付くかを考えながらフライを流していくことだと思います。
ライズしているとき以外は、土手の上から探しても魚体はなかなか見えないですよ。
この市川、神河CRエリアは、これからの釣り場です。
地元の人との良好な関係を崩さないためにも、駐車場は指定の場所でお願いしますね。
※上記、H. T. F. さんのウェブサイトには駐車場の位置も記載されています。
ご紹介、ありがとうございます。
返信削除流石、大物をゲットされている観察眼、これからもよろしくお願い致します。(^-^)