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『お道具&竹竿マニア』なアングラーが、フライフィッシングをキーワードに、
道具や森羅万象、さまざまなモノ、コト、を『辛口&主観的』な視点で書いています。

2013/09/18

2013 Catskill Rodmakers Gathering その1

"Catskill Fly Fishing Center & Museum" 入り口の看板











































9月最初の週末に"Catskill Fly Fishing Center & Museum" で開催された"2013 Catskill Rodmakers Gathering"に参加してきました。


初めて参加した"Catskill Rodmakers Gathering"ですが、その印象を正直に言えば、

「え、こんなもんなの・・・?」

って感じでした。

その原因は、僕の英語に対する理解力の低さにあるのはもちろんなのですが、
『フライフィッシングの聖地』とも呼ばれる『キャッツキル』で行われるフライロッドメーカーの祭典なのだから、もっと凄い大規模なイベントなのではないか、と、僕はこの日本で勝手に想像していたのです。
その心の中で膨らんでいた妄想に比べれば、現実はぶっちゃけ、ちょっと、いや、かなりの期待はずれでした。



運動会のテントのようなタープの下に机を並べた、フライタックルや関連商品の展示販売用のブースに出展している人やショップも僕が思っていたより小規模で、このイベントに参加されていたビッグネームのビルダーも現役というよりは、すでにリタイヤした御大やもう注文は受けていない、なんていう方々がほとんどだったようです。

芝生のグラウンドでキャスティングが出来るサイトに展示されていてたバンブーロッドも、アクション、仕上げともに、う~ん、なんだかな~というものがほとんどで、第一線のプロビルダーの製品というよりは、このセンターで開催されているロッドビルディング教室の生徒さんの習作のように感じました。


よく考えると、そうそうたるメーカーがニューヨークの周辺地域でバンブーロッドを作っていて、伝説的な釣り人やフライタイヤー、そして著名なフィッシングライターが、キャッツキルで釣りをしていた時代は、いまより数十年前、もうずっと過去の話なんですよね。
そう考えると、"Catskill Fly Fishing Center & Museum"自体が、プラクティカルな現場というよりは、もう既にレジェンドになっているのでしょう。



でも、このキャッツキルでのフライフィッシング伝説そのもの、あのリーウルフの奥様のジョアン・ウルフさんに会えてお話ができたのには興奮しました。
おまけに同行した日本の友人の作ったロッドを振って、感想も述べてくださったのですから。



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でも上記の印象は、フライフィッシング関係の道具、特にクラッシックタックルの展示販売のイベントとしてこの"Catskill Rodmakers Gathering"をみた場合です。
タックルを見たり、売り買いしたいだけなら、他にもっと効率的なショウやオークションが全米規模で運営されているのですから。


このギャザリングのほんとうの意味は、実は他にあるのです。


同じ趣味を持った大人が、全米からこのキャッツキルに集まって、以前から知っている人も、この場が初対面の人も、みんなで同じ食事をとったり、キャスティング大会に参加したり、様々な講演を聴いたり、と、『フライフィッシング』というひとつの趣味を核にして、それぞれが楽しめる場なんですね。

特筆すべきは、このギャザリングに集まった人々、その平均年齢はかなり高く、60~70歳代、いやそれ以上80~90歳代なのではないか、と思われるの男性と、かなりの人数の女性が楽しそうにこのフライフィッシングのイベントに積極的に参加されていることです。

また、車イスに乗ったご年配の方を何人も見かけたことが特に印象的でした。
ハンディキャップを持った方やお年寄りもが楽しめる趣味であるアメリカのフライフィッシングの奥行きの深さを感じます。


アメリカでは、高齢になってもフライフィッシングを楽しめる場所や環境があるということがうらやましい反面、裏を返すと、フライフィッシングを楽しむ年齢層がアメリカでもかなり高齢化してきているのも事実のようです。

ただ、お仕事で忙しい年代の人々は、せっかくの休暇に、こんなところに集まって会話に時間を潰しているよりも、実際に釣りをしていたい。
みんなで集まって飲み食いしながら、楽しいけれどもとりとめのない会話でうだうだと時間を潰すのは、リタイヤしてからで十分だ、と思っているのかもしれません。









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