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『お道具&竹竿マニア』なアングラーが、フライフィッシングをキーワードに、
道具や森羅万象、さまざまなモノ、コト、を『辛口&主観的』な視点で書いています。

2014/02/10

数年ぶりに浅草へ行く

浅草に行けばまずここ、
浅草寺門前「仲見世」です。
なんてったって、お上りさんですから。

数年ぶりに、つるや釣り具店さんの『ハンドクラフト展』に行ってきました。

好景気を演出するアベノミクスのおかげなのか、

「例年より、出展者さんも来場者も多かったよ」
と、毎年出展している友人が言っていました。

『アルケミータックル』も、友人のブースの片隅を借りて、小さく「展示」させていただきました。
だって、売り物が・・・。


開発中のグラスロッドと・・・


竹内重利さんのエングレーブが施された
"The Alchemy Japanese Trout Reel"

今回の上京の目的は、

竹内さんにエングレーブをしていただいたリールを見せびらかすこと、と、

いま開発しているグラスロッドのプロトタイプを、つるやさんのショウに集う、ひと癖もふた癖もあるロッドメーカーさんや、ロッドマニアの方に、実際にこの竿を振ってみていただいて、どのような評価を得られるか、を自分の耳で聞いてみたかったから、です。

このグラスロッド、かなりのパラボリックアクションなので、どう評価されるか、にはかなりの疑問をもっていました。
でも、実際に振って頂いた、作る方にも使う方にも百戦錬磨のベテランの皆様から、たいへんな高評価を頂き、私の開発方向が間違っていなかったということで、ひとまず安心いたしました。

あとは、最後の詰めを残すだけです。



リールメーカーとして、個人的に興味があったのは、この"NAKA FLY REEL MAKER"さんです。


NAKA FLY REELS

これらのリールは、すべて、細かなパーツのひとつひとつまでも、市販品は使わずに、おひとりで製作されています。

ほんとうの意味でのハンドメイドですね。

写真ではわからないかもしれませんが、このリング部分のニッケルシルバーの細工、そしてハードラバーの仕上げのすばらしさ。
それに内部構造の面白さ。

リールを作ったもの、作ろうと試みたもの、だけにしかわからない、完成までに途方もない手間と、長い時間が掛かったリールです。

リールメーカーの私が、いま、いちばん欲しいリールですね。

正直にいって、他に出展されていたリールとは目指している次元が違います。
ほんとうに、すばらしい!

もうちょっと、ここがこうなっていれば・・・、
っていうポイントも、いくつかあるんですが、そんなことは些細なことですよね。



NAKA FLY REEL


そして、この菊地さんの竹竿です。










普通のニッケルシルバーのフェルールに見えるでしょ、

でも、これはグラファイトフェルールなんですよね。

もう、マリオのグラスフェルールなんて・・・






あと個人的にいちばん興味があったのは、これ。

いにしえの博物学図鑑。

モノクロ版画に手彩色っていうのが凄いです。








シェフさんと、ハッピーフェイストラウトの井澤さん
なにを話しているんでしょうか・・・

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