SCOTT G2 885 Flat Grip |
手持ちのフライロッドのなかで唯一原形を保っていた SCOTT G2 まで、グリップを扁平に削ってしまいました。
5番ライン用のスコットはオリジナルのグリップが太くて長いので、購入してすぐに、グリップを握りやすくするために直径を細くする加工は施していたのですが、フラットグリップを知ってしまった身にはそれでよしとは出来なくなってしまったのですね。
SCOTTのグリップはアップロック部分の金具の肉厚がかなりあるので、コルクの直径を細くしたとしてもグリップの下端を握ることが多い私の好きなグリップ形状とはほど遠く、どうしてもモッサリとした感触が拭えなかったのですが、グリップをフラット形状に削ることでこのロッドの使用感はかなり改善されたと思います。
ただ、釣行の前に太いグリップを扁平に削っただけだったので、サイドのエッジが立ってしまい、朝から夕方まで長時間振り続けていると、指のエッジに当たる部分になんとなく違和感を感じるようになりました。
今回わかったのは、上下のフラット面と、サイドの曲面を繋ぐエッジの形状にも気を配らないとだめだということです。
それとともに、気づいたのは指が受け取る感覚の敏感さですね。
グリップが丸いのが当たり前、というところからいちど逸脱すると、グリップ形状の混沌たる世界にはまってしまった、というところでしょうか。
※リールの固定方法についての考察
リールシートがスクリューロックだと、ロックの方向は上下どちらでもリールが落ちることはないのですが、スライドリングでリールを固定する場合、両側リングやダウンロックだと、釣りをしている間にリールの固定が緩んで落としてしまうことがままあります。
特に、リールシートに堅いウッドを使ったリールシートの場合注意が必要です。
スライドリングでの固定で、リールがいちばん落ちにくいのは、実はアップロックなのですが、アップロックの金具がコルクグリップの中に埋め込まれるので、どうしてもグリップエンドが太くなるという弊害がおこります。
これまではグリップの真ん中を持つことの多い海用の高番手ロッド以外では、アップロックのリールシートには違和感があったのですが、フラットグリップを始めとする変形グリップを使うことによってその違和感が少しは緩和されるかも、と考えています。
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