写真と本文は関係ありません。あしからず・・・
Alchemy M50 & Katana 704
Alchemy M50 & Katana 704
最初に買ったバンブーロッドは、「ファリオクラブ」だった。
そのときの選択肢は、バンブーの「ファリオクラブ」とグラファイトの「スプリングクリーク」
今から考えればとんでもなく意味のわからない選択なんだけど、目的がまだ行ったことのない西別川でニジマスを釣ることだったので、なんとなくこんなチョイスになったわけだ。
だって、フライはホッパーだけ持っていればいい、と聞いていたから、デカいドライフライをぶん投げるための「ファリオクラブ」と、湧水の川=「スプリングクリーク」だろ!って。
確かファリオクラブが11万ほど、スプリングクリークが8万ぐらい。
ちなみに、バンブーの「ライムストーンスペシャル」や「バテンキル」は6万程度だったような気がします。
オービスではグラファイトロッドがバンブーロッドより高価だったんですね。
そうそう、「レオナルド」(当時はレナードとは発音しませんでした)の赤巻きは13万円台だったような気がします。
当時、フライロッドにはランク付けみたいなモノがあって、上から、ナチュラルケーン、グラファイト、インプリケーン、グラスロッド、って順番になってた。
1970年代後半ってそんな時代だったんですよ、この国のフライフィッシングの歴史において。
ナチュラルケーンのなかでも、"Pezon et Michelle"のバンブーロッドは史上最高最強のフライロッドとして、"Hardy"や"Leonard"を時代遅れの竿としてこき下ろしたようなカタログをバックに、国内市場を席巻していました。
そう思っていたのは一部の人だけだったのかもしれないけれど、僕が手に入れた情報には強いバイアスが掛かっていたんですね。
そんなわけで、僕はバイトで稼いだお金を注ぎ込んで「ファリオクラブ」を買ったわけです。
丸善でリッツの著作 "A Fly Fisher's Life" もオーダーしました。
でも、夏休みの西別川で使ったのは、そのあとで手に入れた当時最新のロッド、「Scott Power Ply G906」でした。
昼の長い夏の北海道で、早朝からどっぷり暮れるまで、何日も竿を振り続けるには「ファリオクラブ」は重すぎたんですね。
「ファリオクラブ」は、そのあとずっと、僕のキャスティング練習用ロッドとして活躍することになるのですが・・・
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