イタリア軍御用達の毛布生地から作られた Brightliver の Moss Bag と、
やっぱり毛布から作られたような、FILSON の Mackinaw Cruiser。
作られた時代も、その背景もまったく違うのですが、シンプルな素材と形のなかに道具としての機能が盛り込まれているところは同じなんじゃないかな。
Moss Bag と Mackinaw Cruiser |
フィルソンのジャケット、日本語では「マッキノウ」じゃなく「マッキーノ」と書くんですねえ。
僕は、ず~~~っと「マッキノウ」だとばかり思っていたのですが、
数十年前からそうだったんだろうか?
「レナード」と「レオナルド」みたいなものだったりして・・・。
「レナード」と「レオナルド」みたいなものだったりして・・・。
フィルソンのマッキーノのことは、いまさら僕が説明することもないと思います。
重くて硬い密な毛布で作られた、北米の伝統的なフィールドジャケットです。
ブライトリバーのモスバッグについては入手時にFacebookに少しアップしたのですが、実物をご覧になられた方はあまりいらっしゃらないと思いますので、僕が実際にしばらく使ってみての感想などをもう少し書いてみようとおもいます。
2年ほど前の秋に「アートに触れる2日間」というイベントが京北であって、そこにブライトリバーの松本さんが参加されたのですが、そのテーブルに、ルアーなどのタックルと一緒にこの「モスバッグ」のシリーズが並べられていました。
そのなかにイタリア軍とフランス軍の使用する軍用毛布から作られた、というバッグがいくつかありました。
はじめて見たときから、このバッグにはすごく惹きつけられたのですが、いちおう主催者サイド?だった僕がお客様よりも先に買うわけにはいかず・・・、
なんて思っているうちに、
僕が目を付けていたイタリア軍用毛布製のバッグは売れてしまった。
このバッグは毛布からの生地の取り方や大きさなどでひとつずつ個性があるので、けっこうガッカリして、まあ、縁がなかったんだからしょうがないか、と、そのときはあきらめました。
今年になって、ずっと愛用していた古いパタゴニアのメッセンジャーバッグがさすがにくたびれてきたので買い換えようとパタゴニア大阪へ出向いたのですが、同じネーミングのバッグがなんともいえないデザインに変わっていたんです。
とてもじゃないが大人の持ち物とは思えない。
こういうときって、がっかりしますよね。
で、買わなかった。
そのときにふと、このモスバッグのことを思い出して、松本さんにメールしたのです。
在庫としてはないけど、製作した方に頼んで作ってもらえるとのことでした。
こういうのって、嬉しいですね。
仕事にも使うつもりだったので、15inchのラップトップが入るサイズで、とお願いしました。
で、やっとのことで手に入れたのが、このバッグです。
簡単に書くと、
毛布で作られたただの袋を折り返してスナップで止めただけ、
ともいえるのですが、
シンプルなものほど、それを魅力と機能性のある製品にするのが難しいことは、物づくりに携わったことがあるひとにとっては真理みたいなものです。
芯の入っていない、いっけんクタッとしたバッグですが、実際にはいろんな物を放り込めるのですごく使いやすいです。
またバッグとして持ったときに、カラダのラインで変形することによってバッグ自体がきれいなフォルムになる。
自転車に乗るときにも、カラダにフィットするのでブラブラしない。
けっこういいことずくめなバッグです。
ひとつ問題があるとすれば、小物を入れるためのポケットはあるものの、メインのコンパートメントがひとつの大きな袋なので、いろんな物をやたらと放り込むと探し出すのがたいへん?なことぐらいです。
それはこのバッグの形の美しさやフレキシブルさとの引き替えですから、僕にとっては、どうでもいいやって程度のことですけどね。
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